宗議会報告No.1(2017.11.19)

10月11日12日 宗議会(臨時会)開かる

・・フムフム・・なるほど・・??

2017.10.10. 13:00
 第三会議室で「宗議会新任議員説明会」が開かれました。新任議員16名中12名出席、(坊さんは突然の予定変更がつきものですね)まず、出席確認と自己紹介が行われました。
 説明会が始まります。最初に、宗議会の年間予定と留意事項についての説明がありました。今回の第65回宗議会は、2017年10月11日~12日・宗務総長指名のための臨時会です。
 今臨時会では、会派構成が未定であることと、正副議長が不在のため事前連絡協議会として開催しました。ここから興法(こうぼう)議員団幹部の横暴(おうぼう)が、露わになってきました。興法議員団代表者曰く、「正副議長は、我々が努めます。これは、我々の総意である。」と。
 他の代表者から「議会の公正な運営のためには、副議長は野党に譲るのが議会運営の原則ではないか」と問題提起をするも、「我々(興法議員団)の総意である。」と受け付けない。議会の公正な運営よりも、多数派の論理(多数は力=正義)の傲慢さに憑りつかれ、「如何なる専横も許さない」という宗憲の精神を投げ捨ててしまっています。「力(決定権=多数派)こそが、宗憲の精神を遵守する義務がある。」という事を全く理解していないことが露呈しています。同朋社会の顕現を目指す同朋教団の議会がこれかと思われる事―「多数は正義」という彼ら興法議員団幹部の横暴が見えてきました。
2017.10.11. 7:00
 本山晨朝勤行。大谷学園系高校生と思われる奉仕団100名ほどが参詣している他は、宗議会議員数名。持っておられる勤行本から毎日お参りをされているお同業さんが10数名、観光客のヨーロッパ系の人達が数名。
 日本人?韓国人?中国人?観光客が数名、宗務役員さんは?
これで高校生の奉仕団がいなければ、なんとさびさびとしたお朝事でしょうか。

正副議長を選出

 11日と12日に改選後初めての宗議会(臨時会・「宗務総長指名」)が開かれました。
今まで、何度か傍聴には行きましたが、議員として本山に行くのは勿論今回が最初で、少々緊張気味でしたが、改めて、「教区の声を議会に届けなければ」と思いを強くしました。
 今回の臨時会では、まず正副議長の選任があり、議長に新羅興正氏(山形教区)、副議長に富田泰成氏(名古屋教区)を選任。(いずれも「興法議員団」)。
 今後の議会運営や進め方を注視していこうと思っています。

宗務総長に但馬弘氏を指名

 今臨時会において、宗務総長の指名選挙も行われ、但馬弘氏(興法議員団。大聖寺教区)が指名されました。10月16日に門首の認証(宗憲第48 条)の後、第2次但馬内局が発足しました。

所属会派は「同朋社会をめざす会」に

 今回の改選で新人議員は私を含め16人でしたが、私は、同志10人と「同朋社会をめざす会」 (代表 旦保立子【東京教区】)に所属しました。 我々のめざすところは、「宗門内外の人々に、親鸞聖人のことばを届けることによって、人々の魂にふれる変革を、宗門そして現代社会に生み出すこと」であります。私も、同志とともに、この精神、理念を常に胸に刻み、議員活動に精励したいと思っています。
 因みに、会派構成は、我々「同朋社会をめざす会」のほか、興法議員団 46人。無所属9人となります。
 みなさまのご支援と叱咤激励を心からお願い申し上げます。

真宗大谷派財産の処分の承諾の件

(開教拠点重蓮寺敷地・建物)
 「首都圏開教拠点として新寺を設立する。」という、新しいタイプの首都圏開教の手法の、最初のモデルとして取り組まれてきた川崎市幸区の重蓮寺の敷地建物の処分に関する件が、提案されました。
 過疎―過密問題に対する取り組みは、緊急かつ重要なことで、遅すぎるとさえ言えます。特に、首都圏開教における新寺設立は、明確な開教拠点を確立するという意味で、今後の重要な課題です。川崎市の重蓮寺の件は、推進すべき最初のモデルとして、基本的に賛成すべきことです。住職の人物、活動状況、ご門徒集団の状況に異論をさしはさむ点は何もないとの報告です。
 但し、最初のモデルであるがゆえに、宗門内の議会の承認と事務手続きの手順に、曖昧な点と説明不足がありました。今後取り組まねばならない重要な課題であり、宗門の財産を管理、処分するという、ご門徒の方々のご懇志に基づく巨額の金銭的な問題に関わることなので、議会の承認と言う公正な判断と、事務手続きの明確化と整備の必要性があると考えました。

<問題点・疑問点>

2010年3月 宗派による川崎市幸区に174㎡の土地と、 鉄筋コンクリート造3階建(床面積264・04㎡)を取得
2015年9月 費用(約6570万円)の償還?が完了?
2016年12月 神奈川県による重蓮寺「宗教法人」「認証」
↓↑どちらが先におこなわれたのか?
2017年4月24日 参与会、常務会「財産の処分」を承諾。処分方法「譲渡」
 ※神奈川県による宗教法人「認証」の要件には、「既に所有する土地・建物」があること。つまり、「土地建物の名義が議会の承認以前に重蓮寺名義に変更されていた」ということになる。がしかしながら、そのことの説明は「参与会・常務会」では説明されず。
 ※宗派内の規則(会計条例第12条2項)上、「宗派財産を譲渡する場合は『・・・責任役員会並びに参与会及び常務会の議決を経て、その行為の少なくとも一月前に、利害関係人に対してその行為の要旨を示してその旨を公告しなければならない。…』」とありますが?「議会―参与会・常務会の議決以前に譲渡―名義変更が行われていたのではないか?」「議会機関の議決権の意味は、どう理解されているのか?」
 以上のような点で疑問点があり、会派代表者会議で、説明を求めるとともに、今後の取り組みのために、明確な手続き改善策を考えるべきだとする「同朋社会をめざす会」代表者に対して「興法議員団」代表は、「手続きに問題はない!」と説明を拒み強引に本会議で議決しようとしたのです。??!!
 都市開教という積極的に取り組むべき重要な課題ですから、公正で明確な手続きー手順を整備する必要がある。と言う事のどこに拒否しなければならない理由があるのかな?ということで、「都市開教には賛成だがこの案件は解決すべき若干の疑問と課題があり、説明が十分ではないので、今議決すべきではない、採決については参加できない。」としてやむを得ず議場を退席しました。
 臨時会では、本会議での討論はさせません。その前に宗会理事会・会派代表者会議・運営委員会などで、事前に調整が行われるように仕組みが考えられているようですが、いくら色んな制度が考えられても、その運営に関わる人間が、理念・制定意思を理解せず、「民主主義は多数決。多数こそ正義。」とばかりの論理回路に囚われていれば、事前調整も「我々の総意である。」とする伝達機関、論議も茶番でしかない。
 ところで、「9名の議場退席」の後で、興法議員団の数名の議員さんに、「どうして?」と質問され、説明すると「そんな問題があることは知らなかった。」と言われました。「情報は誰かが占有しているのかな?」と思いました。
 ある日本基督教団の牧師さんにお聞きした話ですが「信仰を失いたければ本部の総会に行けばよい。」まあいずれにしても同朋社会の顕現を目指し、公儀公論を尽くすべく、阿弥陀を仰ぐ同朋教団の、議会の制度・機構に関わる人間の変革を願って、弛まぬ動きを続けたいと考えています。

知っておきたい
「宗議会の会議」と「委員会」など

 宗憲第22条に「宗会は、本派の最高議決機関である。」と規定され、同23条第1項では、「宗会は、宗議会と参議会の両議会で構成し、宗議会は僧侶たる議員で、参議会は門徒たる議員で、それぞれ構成する。」と定められています。
 今号は、 第1号ですので、 宗議会の会議や委員会などについてお知らせします。

「常会」と「臨時会」

①常会
年1回開催。会期は、5月下旬から6月上旬にかけて例年13日間。慣例として木曜日に招集~火曜日に散会。(土曜日、日曜日は、議案書精読日)
②臨時会
随時開催。議題は公示され、通知された議題のみ審議。会期3日以内。

その他の会合・委員会

①参与会
②宗会理事会
③宗政調査会
(2017年度は、宗議会改選のため年3回・2泊3日) 宗務全般にわたる調査研究=ここで教区改編問題を宗派の問題として取り組むことができる。
④宗議会同朋社会推進委員会
(2017年度は宗議会改選のため年3回開催)部落差別はじめ、諸差別の問題の取り組みが行える。
⑤差別問題学習会
(全議員年1回)
⑥宗議会会派代表者会議
(各会派の役員)議会前の委員数・質問者数等の事前調整や、諸課題に関する協議のために宗議会議長を招聘して開催する。

新議員のみなさん

■敬称略 ■番号は議席番号ではありません
1
鷲山宣裕
北海道
23
佐々木高
能登
45
訓覇浩
三重
2
金倉泰賢
北海道
24
木越渉
金沢
46
東野文惠
長浜
3
八島昭雄
北海道
25
冨士澤丞
金沢
47
高月賢瑩
長浜
4
赤松雅
北海道
26
坂本敏朗
金沢
48
大橋秀暢
京都
5
本間義悦
奥羽
27
大谷制以知
小松
49
椋田隆知
京都
6
新羅興正
山形
28
但馬弘
大聖寺
50
竹内彰典
京都
7
藤内和光
仙台
29
鈴木現秀
福井
51
三品正親
京都
8
旦保立子
東京
30
今川雅照
福井
52
清史彦
大阪
9
藤井学昭
東京
31
内記規
高山
53
本多一壽
大阪
10
那須信純
東京
32
里雄康意
大垣
54
奥林暁
大阪
11
田澤一明
三条
33
下谷泰史
大垣
55
西受秀文
大阪
12
小林光紀
三条
34
沼秋香
大垣
56
望月慶子
山陽
13
渡邊学
三条
35
篠田穣
岐阜
57
邨上了圓
山陽
14
井上博
高田
36
尾畑英和
岐阜
58
釋氏政昭
四国
15
金子光洋
高田
37
酒井良
岡崎
59
長峯顕教
日豊
16
土肥人史
富山
38
杉浦明道
岡崎
60
今居哲治
日豊
17
轡田普善
富山
39
藤井宣行
岡崎
61
草野龍子
久留米
18
滝澤康俊
高岡
40
勅使忍
名古屋
62
古賀堅志
久留米
19
髙屋康順
高岡
41
富田泰成
名古屋
63
松岡憲了
長崎
20
酒井一明
高岡
42
眞野琢児
名古屋
64
鳥越正道
熊本
21
崖啓互
能登
43
花園兼有
名古屋
65
齋藤法顕
鹿児島
22
諸岡敏
能登
44
藤原正雄
名古屋

教区改編の問題はもう終わった?

 去る9月26日に臨時教区会が開かれ、「九州教区」構想に不安・反発・批判の意見は数多く出されました。積極的な支持の意見は殆ど無く「これまで多くの方々が論議をされてきたことだから」と言う消極的賛成意見がわずかにだされましたが、出された疑問・質問に明確な応答がなされないまま時間が過ぎ、議決が行われた結果、「教区改編に関する九州地方協議会の合意書」に賛成13票、反対10票ということになりました。
 臨時教区会の後、賛成した人にその理由をお尋ねしたら、「7月末~8月始の組会で意思決定をしてしまっていたので、その後いろいろ問題点が考えられたが、自分個人で組の意思を勝手にかえることはできなかった。」「人口減少、過疎は進むのは確実だから何かしら策が必要」等の意見が、聞かれました。
 この一連の流れでの問題点は、「九州教区」構想の具体的な内容も明らかに示さず、闇雲に方向性の結論を急がせた、本山の運営方針は、教区・九州地区をおろそかにするものと言わざるを得ません。と同時に、未だ明らかではない「九州教区」構想の内容・具体的な問題点を日豊教区として十分論議することを全ての教区の人々・我々が取り組まなければならないと考えます。

臨時教区会で決定したことは

 「教区改編に関する九州地方協議会の合意事項」は、教区の名称、教務所の所在地などの他、重要な問題点が明記されています。
①改編の期日 2020年7月1日 ― 九州教務所へ事務一本化
②決定権が「新教区準備委員会」に移行し、教区会には規則上決定権は、無くなる。
具体的なことは、殆どきまっていません「新教区準備委員会」の論議にまかされている。
 以上のような点から、今までの経験を無駄にしないため、今後大切なことは、「新教区準備委員会」のメンバーには、具体的な問題について「新教区準備委員会」の論議内容を、出来るだけ詳細に、教区会を始め教区を構成するすべての団体、個人に伝えていただくように強く要請したいと考えます。その上で、それぞれの意見を丁寧に聴取し、「九州教区準備委員会」の論議に持ち込んでいただき、日豊教区はじめ九州各教区の全員が、具体的な形で教団・教区を共有していけるように最大の努力をお願いしたいと考えます。

「教区改編問題」は今からが出発です

 既に予定されている2020年6月「新教区準備委員会にて新教区発足を議決」をスケジュールありきではなく、本当に日豊教区の私たちを始め、教団を構成する全ての人にとって十分納得できる「充実した新しい教団の出発点」となれるように、全員で頑張っていかなければならないと考えます。
 「私は、宗議会の「宗政調査会」で、制度・機構面、若しくは財務面から教区改編の具体的な課題と問題点に対する具体的な政策・方針」の明示を求めていきたいと考えています。そのためにも、教区の皆さんの御意見を、今まで以上にお寄せいただきたいと考えています。
 全国的な「教区改編」は必要です。しかしながら、「現在の教区改編のプラン」 がそれであるのかは、慎重に、充分に、具体的に検討されなければならないと考えます。

編集後記

 過去最長とも言われた真夏日連続のことしの夏。気がつくと、街路の銀杏も山中腹のもみじも色づき、季節は、確実に移ろい、もう師走も目の前です。
 「良哲通信 No.1」(「良哲」とは、今居議員の法名です。自身は、「愚哲」と言っていますが・・。)をお届けします。
 今後、この通信を通じて、宗議会の審議状況や宗門の動きをお知らせします。本人、齢60半ばで社会経験はそれなりにありますが、宗議会議員としては、まだ1年生です。教区のみなさんや有縁の方々のご意見、ご教導をいただきながら、議員活動に邁進するとお約束しています。
 今後ともよろしくお願いしたします。

■ 発 行 : 今居哲治後援会
■ 編 集 : 「良哲通信」編纂委員会
《事務局》 〒824-0018 福岡県行橋市今井1802番地 淨喜寺内(☎0930-23-0354)

 

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